AOTSのヒト　海外の大学に寄附講座を開設

AOTS 採用情報

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利用企業に「効率的に優秀な海外人材を採用できた」と感謝されると、やりがいを感じます。

福地悠里子

企業連携部
　寄附講座グループ

2022年入職

入職動機

インドネシアの高校で日本語教師のアシスタントをした経験や、バックパッカーをした経験から、国際協力を仕事にしたい、途上国の人たちの課題を一緒に解決したいという夢が学生時代からありました。

大学卒業後はいくつかの仕事に従事しましたが、より充実した人生を歩むためにはどんな仕事が自分に合っているかを考えたとき、国際性と公共性のある仕事をしたいと思いました。そこで、「海外」「人材育成」「日本語」という軸で転職活動を行い、国レベルで国際協力を行っているAOTSに入職しました。

仕事内容

私が所属する寄附講座グループの仕事は、国庫補助事業で、AOTSの中でも比較的新しいスキームです。開発途上国の大学生等のために、日本企業や海外の日系企業が、専門技術等に関する講座を現地大学内で開設し、日本の技術を普及、その技術を持つ日本企業への関心、就業意欲を高め、それらの企業へ実際に就職につなげることを目的とした事業です。具体的には、企業からの申請書類作成をサポートし、その申請を第三者の有識者からなる審査委員会に諮問します。講座実施中は、計画通り進んでいるか綿密にフォローし、オンラインで実施される講座は実際に聴講することもあります。また、日本でインターンシップを実施する企業に対しては、現場を訪れ、受入企業・インターン生へのヒアリングを行い、インターン生が無事に帰国するまで管理することも重要な業務です。

オンラインでの事業説明

大学時代今に役立っていること

大学時代に培った多様な価値観への理解や知識は、社会に出てからの仕事において、大切なスキルとなっています。どんな人とも物怖じせずにコミュニケーションを取ることができ、今の業務においても役立っています。

現在の仕事では、企業の代表者と日々やり取りをする中で、学生の興味を引き付ける講座の進め方についてアドバイスをすることもあり、この点ではインドネシアの高校での勤務経験が時に役立っています。

やりがいや面白さ

打合せの様子

企業の方から「補助金の申請は初めてだったのでサポートしてもらえて助かった」、「制度を利用したことで、効率的に優秀な海外人材を採用できた」と感謝されたとき、自分の仕事が人材不足に悩む日本社会に少しでも貢献できていると感じます。それが最終的には、私たちの生活を豊かにすることにつながると考えると、大きなやりがいを感じます。

これからの目標

長期的な目標は、一人前のAOTS人になってジャカルタ事務所に赴任することです。そのためにも、まずは各部署や現場で数多くの経験を積み、目の前の業務を一つ一つ確実にこなしていくこと、また、ベテランの先輩方が持つノウハウも貪欲に吸収していきたいと思います。

AOTSの好きなところ

AOTSには勉強熱心な職員が多く、日々刺激を受けています。また、皆さんとても親切なので、初めての業務内容でも安心して取り組むことができます。さらに、私たちの事務所と研修生の生活の場が隣接しているため、食堂やロビーで研修生と会う機会が多く、研修コースを担当していなくても交流できる点もAOTSの魅力だと思います。

加えて、有給休暇も取得しやすく、仕事とプライベートの両立ができる風土であることも働き甲斐につながっています。

1日のスケジュール

【午前】

9:00～9:30
出勤後、まずはメールの確認と返信、1日のTO DOリストを作成します。

9:30～12:00
次回の審査委員会に向けて、審査資料の作成と準備を行います。企業に代わって案件を審査委員に説明するため、企業の固有技術を詳しく調べたり、講座を実施する海外大学のウェブサイトを確認したりします。また、審査委員からの様々な質問に備えて想定問答も作成します。

【お昼】

12:00～13:00
お昼休み。お弁当を持参して同僚と食堂で食べたり、天気の良い日はお弁当を持って公園に行ったり、職場近くのお店に食べに行くこともあります。

昼食タイム

【午後】

13:00～15:00
制度を知らない企業に、事業概要を説明します。最近はオンラインでの打ち合わせが主流ですが、対面で行うこともあります。事業の目的や内容、制度利用のメリット、手続きの流れなど資料を使って説明します。また、企業のニーズをヒアリングし、現地でどのような講座を実施したいか、申請要件を満たしているかなども併せて確認します。打ち合わせ後は、議事録を作成してグループ内で共有します。

15:00～17:00
終了した案件の精算を行います。政府からの補助金を活用した事業であるため、精算の費目を細かく分ける必要があり、記載要件を満たしていない証憑である場合は、再度取得してもらう必要があります。細かい作業ではありますが、企業が事業を無事に終了するための最後の重要な業務です。

17:00～18:00
来日インターンシップを実施している企業訪問の準備をします。確認したい事項やヒアリング内容をまとめます。翌日のTO DOリストを作成して、仕事を終えます。

18:00退勤
自宅に帰ってのんびりしたり、友人と夕飯を食べながらお互いの最近の出来事をキャッチアップしたりしています。また、東京研修センターでは月1～2回、バドミントンが開催されるので、私も時々参加し、研修生と交流しながら汗をかいてリフレッシュします。

就活生へのメッセージ

就職活動は、自分を見つめ直すいい機会になると思います。これまでの人生で大切にしてきた価値観とじっくり向き合うことで、自分に合った仕事を見つけることができます。頭でロジカルに考えることも大切ですが、「やってみたい！」と自然に心惹かれる要素も大切だと思います。仕事を通じて「どのような人物になりたいか」と思い浮かべてみたとき、AOTSの業務があなたの理想を叶える一助となれば幸いです。協会ミッションに共感された皆さんと一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。