令和４年度補正予算「日本のスタートアップによるASEAN企業との協業を通じた海外展開促進事業」に係る企画提案の公募について

昨今、ASEAN は、デジタル技術を活用し社会課題を解決するリープフロッグ型のスタートアップを輩出する等、連続的なイノベーションを起こしている。また、経済発展が進み、市場規模も拡大していることから、中国、韓国はもとより、欧米からの投資を集めている。一方、このような経済成長に伴う社会の急激な変化を余儀なくされており、都市部と地方の間の発展の不均衡、所得格差の広がりといった様々な社会課題が顕在化し始めている。

日本のスタートアップは、こうした社会課題解決に資するソリューションを持った企業が多数存在し、ASEAN 企業（財閥・スタートアップ等）との協業による ASEAN の社会課題解決への貢献の可能性は高い。

一方、日本のスタートアップの海外展開には現地の諸規制やマーケットの情報が限られているといった課題があるほか、協業先の発掘やアプローチ方法、ピッチや協業に向けた交渉の進め方、現地エコシステムにおけるネットワークの構築の仕方等、海外展開のためのノウハウが不足している。

こうした日本のスタートアップの海外展開を後押しするため、本事業では、現地の社会課題ニーズを把握した上で、ASEAN企業との協業を通じた現地の社会課題解決に貢献することに関心がある日本のスタートアップを選定し、ASEAN企業との協業創出のための実践型の伴走支援を行う。

本業務の受託者は、AOTSから委託を受けて、以下の日本のスタートアップ向けの伴走支援プログラム（以下、「伴走支援プログラム」という。）にかかる業務を実施する。具体的な実施内容、実施方法については提案によるものとし、AMEICC事務局及び経済産業省貿易経済協力局投資促進課とよく相談をした上で実施すること。

伴走支援の概要

ASEANの社会課題解決を目的として、日本のスタートアップを対象に、伴走支援プログラムの事務局の役割を果たす受託者が、個別メンタリングを通じた戦略策定支援、現地におけるパートナー企業の探索、現地企業との面談・商談への同席・アドバイス、ピッチイベントに向けたアドバイス等を実施し、共同事業や共同研究、資本提携、JVの設立等、ASEAN企業との具体的な協業事例の創出を目指すプログラム。

委託業務

(１)    伴走支援プログラムの準備、実施
(２)    伴走支援プログラムの広報
(３)    伴走支援プログラム参加企業の公募及び選定
(４)    その他、（１）～（３）に付帯する業務

５.    委託先採択数：最大2件

ASEAN域内のうち、事業実施地域を以下の２つに分け、それぞれの地域毎に担当する受託者を決定の上、事業を実施する。なお、十分な体制が整っていることを前提とし、aとbの両方の地域を１社で受託しても構わない。

1. 　a  シンガポール、タイ、マレーシア
2. 　b  インドネシア、ベトナム、フィリピン

本企画競争へ参加を希望する場合は、2024年3月1日（金）午後3時【必着】までに公募申請書をE-mail添付で送付して参加意思を表明すること。

２)    質疑

(１)    質疑受付期限：　2024年3月1日（金）午後3時【必着】
(２)    質疑受付方法：　E-mailで受け付ける
(３)    質疑回答：　受け付けた全ての質問については、2024年3月6日（水）午後4時までに、
　　　　　　　　   公募への参加の意思表明をされた全ての方にE-mailにて開示する。

７．応募書類提出先及び問い合わせ先