AOTSが日本企業や産業団体等から案件を募集し、企業や団体等が主体となり実施する海外研修です。
日本の民間企業の現地子会社(出資先)等で必要とされる基礎的または専門的な技術や知識について、短期間で多くの現地人材(現地従業員等)を教育したい場合に非常に有効です。
講師は日本の民間企業の従業員(技術者等*)でも可能で、研修実施に要する経費の一部に国庫補助金が適用されます。
Ⅰ.通常型海外研修
日本より講師を派遣し、海外子会社等に所属する者に対し行う研修です。(日本からオンライン指導も可)
【事例】
A国にある現地子会社に、家電用のプレス部品金型製造の設計に関する研修を講義、演習、実技もまじえて5日間実施し、人材のレベルを上げていきたい。
Ⅱ.第三国型海外研修
第三国から参加者を集め、日本より講師を当該国に派遣し行う研修です。(日本からオンライン指導も可)
【事例】
B国、C国、D国にある現地の代理店に給湯機器の据付工事技術や製品特性を教えたい。A国の製造拠点において、講義や見学により日本企業の取り組みや適切な製品選定技術を学んでもらうことで日本企業の製品の導入を促進したい。
Ⅲ.第三国型海外研修(実務研修型)
第三国から参加者を集め、研修実地国・地域の現地講師が講師となり行う実務を中心とした研修です。
【事例】
B国での新工場設立のために技術者を新規採用した。新工場と同じ設備があるA国の製造拠点にB国の技術者を派遣し2か月間OJT研修を実施し、新工場の立ち上げをスムーズに行いたい。
事業の種類
技術協力活用型・新興国市場開拓事業(ODA)
日本企業の海外展開に必要となる現地拠点強化を支援するため、技術移転や現地人材の育成により、現地の産業技術水準の向上や経済の発展を図ることを目的とする事業です。
Ⅰ.通常型海外研修、Ⅱ.第三国型海外研修、Ⅲ.第三国型海外研修(実務研修型)があります。
アジア等ゼロエミッション化人材育成等事業
アジア新興国等の外国人材を対象に、①日本企業が有する省エネ技術の海外移転を通じて本事業対象国の産業分野でのエネルギー利⽤の効率化・CO2排出削減を進めるとともに、②カーボンニュートラル実現に必要な先進的技術の普及のためのイベント等を通じて社会実装に向けた現地人材育成・⼆国間協⼒強化などの環境整備に取り組むことにより、アジア新興国等と共にカーボンニュートラルを実現していくことを目的とする事業です。
Ⅰ.通常型海外研修があります。
研修の要件、補助対象経費等
以下の募集要項をご確認ください。
募集期間
常時募集しております。
お申込み方法
まずは、お電話、またはE-mailにて検討されている研修の概要(対象国、研修対象者の属性、研修内容、研修期間等)をご連絡下さい。概要をお伺いした後、お申込みのための書類の準備、段取りなどについてご案内致します。
提出書類
海外研修実施マニュアル
ご利用いただく手続き、準備、精算等について、「実施マニュアル」にてご案内しています。
以下の資料は「技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣・寄附講座開設事業)」の実施マニュアルです。「アジア等ゼロエミッション化人材育成等事業 」の実施マニュアルについては、下記にお問合せください。
お問い合わせ/提出先
企業連携部 研修・派遣業務グループ
電話:03-3888-8221 FAX:03-3888-8428