2022年1月17日(月)~1月21日(金)の日程で、「使用者団体合同ワークショップ(英語名AOTS - Employers' Organizations Cooperation Program Joint Workshop)」を実施しました。
本セミナーは、各国の労使関係の課題、最新の労働事情等について情報共有を行い、日本人講師が日本の最新の労使関係事情や労使慣行等を紹介することで、参加者の日本の人事労務制度に対する理解を深め、参加者間の討論や情報交換を通じて人的ネットワークの構築を図ることを目的としています。
今年度は、当初、日本企業の進出が多い国の一つであるマレーシアに各国の使用者団体指導者を集めてワークショップを実施する計画でしたが、昨年度と同様新型コロナウイルスの影響により渡航が制限されているため、マレーシアを共同ホスト国としオンラインで実施することにしました。17ヵ国18団体、総計33名の方が参加しました。
長引く新型コロナウイルスの影響によりどの国も大きな影響を受けています。特に労働者は職を失ったり、仕事が減るなど経済的な打撃を受けており、各国は様々な方法でそれに対処しようとしています。それらの情報を参加者同士で共有し、自国の対策に参考となる情報を持ち帰ってもらうこと、およびワークショップの中での議論により、効果的な対策を考えてもらうことを最終的な目的として実施をしました。
多くの参加者が直近2年間、労働分野でコロナ対策に従事してきたこともあって豊富な経験を持っており、有意義な情報交換が出来たと好評でした。