労使関係・人事労務管理セミナー2

前半はオンラインで2024年12月10日(火)、11日(水)、13日(金)、16日(月)、17日(火)、後半は来日により2025年1月29日(水) ~2月4日(火)の日程で、「労使関係・人事労務管理コース2」(英語名 The Program on Industrial Relations (IR) and Human Resource Management (HRM) 2)をハイブリッド形式で実施しました。参加者はバングラデシュ、カンボジア、エジプト、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、モンゴル、ネパール、パキスタン、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナムからの合計18名です。

主に使用者団体の職員及びその会員企業の中級・下級管理職を対象としており、労使の信頼関係醸成や人的資源管理に関する講義・企業見学を通じて人的資源管理の基本的な考え方を学び、日本の労働事情、労使関係等について理解を深めることを目的として実施しました。本セミナーは同内容で年2回実施するセミナーの2回目です。

前半のオンラインでは初回セミナーと同様の講義や障害者雇用の取組みに関するオンライン企業訪問を行い、日本の労働事情について学ぶことができました。後半の講義では、人事戦略、職場環境改善、人権に配慮した労使関係、組織モチベーション向上などに関する講義や、求職者・就業者のための能力開発機関やテレワーク推進機関を訪問し、職業能力開発や人材の確保と生産性向上支援について学びました。講義や施設訪問を通じて、講師や参加者同士で積極的な意見交換が行われ、研修生からはこのセミナーで他国の事情を知り、広い視点で問題解決について考える良い学びの機会になったと満足度が高く、今後も機会があれば是非参加したいと意欲的なコメントが多く寄せられました。