ミッション
人材育成を通じ、「共に生き、共に成長する」世界の実現を図る
一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)は、主に開発途上国の産業人材を対象とした研修および専門家派遣等の技術協力を推進する人材育成機関です。 これらの事業を通じて、日本と海外諸国相互の経済発展に貢献するとともに、友好関係の増進にも寄与します。
AOTSは「経済技術協力による開発途上国への貢献と相互の経済発展、ならびにヒューマンネットワークの構築による友好関係の増進」という事業目的のもと、60年あまり産業人材育成に携わってまいりました。AOTSはこれまでに培った経験とネットワークを活かし、グローバル化が急速に進展する今日において、より一層我が国と国際社会の持続的発展に貢献すべく、積極的に事業を展開してまいります。
主な事業
技術移転促進
日本と開発途上国等の間で、研修生や講師・専門家の派遣を通じ、技術移転・普及を促進しています。
① 管理研修
経営幹部・管理者を対象に、企業経営や生産管理、環境技術等のテーマについて、講義、見学、グループワークなどを組みあわせた2週間程度の研修を実施しています。
② 技術研修
技術者を対象に、AOTSで日本語学習や日本の社会・文化に関する研修を実施しています(一般研修)。その後研修生は日本の受入企業にて日本の優れたものづくり・省エネ技術やサービス技術等、固有の技術を習得します(実地研修)。
③ 海外研修
現地機関と協力しながら日本の優れた経営手法、生産管理手法等についての開発途上国や日本以外の第三国での研修を実施しています。日本からの講師派遣も可能です。
④ 専門家派遣
日本の企業、産業界等から、海外に専門家を派遣してOJTによる技術指導や管理システム構築等の助言・指導を行います。
日本語教育事業
AOTSは技術研修生向けの短期速習型教育で培った経験をもとに、外国人向けの日本語教育、特に産業人材に特化した日本語研修を実施してまいりました。
1959年の設立以来の技術研修生向け研修以外にも、看護師・介護福祉士候補生向けの日本語研修、留学生向けのビジネス日本語教育開発、就労者向けの導入研修など、昨今多様化する外国人産業人材に対する日本語教育のサービスを提供しています。
また、対面研修だけでなく、e-learning教材の開発・提供やコンピューターを活用した遠隔教育など、多様な教育ツールでの研修を実施しています。
日本社会のグローバル化推進事業(AOTS総合研究所による事業)
AOTSは、半世紀以上にわたり、産業人材育成のノウハウ・経験と世界に広がる人的ネットワークを培ってまいりました。
企業の大小を問わない企業活動のグローバル化が必須である昨今の様々な要望に応えるべく、AOTS総合研究所では、AOTS同窓会をはじめとする海外でのネットワークを活用し、様々なビジネス交流サービス(インターンシップ、セミナー、情報配信、ジョブフェア等)を提供しています。