案件募集型海外研修の制度利用事例をご紹介いたします。
ブリッジSE人材のためのプロジェクト管理技法研修-インドネシア

利用企業名 | アンデックス株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 宮城県仙台市 |
事業内容 | ITソフトウェア開発(情報処理) |
研修生国籍 | インドネシア |
研修実施場所 | ジャカルタ(インドネシア) |
AOTS事業を知ったきっかけ | AOTSホームページ |
制度利用の動機・期待していたこと | 海外での人財教育ビジネスモデル確立 |
研修の背景
インドネシアのジャカルタは、日本のIT企業にとってこれからのオフショア開発拠点として有望であり、インドネシア政府も高度IT教育に関する中心地として重要視しています。しかしながら同国においてはいまだプログラミング技術以外の技術レベルは低く、今後のIT産業の発展のためには、プロジェクト管理スキルの習得が必須です。
また、日本企業のオフショア開発においては、日本企業と海外の開発者を繋ぐ役割を果たすブリッジSEの育成が特に重要です。こうした状況を受け、アンデックス社の関係先の現地子会社のSE人材に対して研修を実施し、日本の現場経験に即した実践的なプロジェクト管理スキルの向上を図りました。
研修内容
1日目
AM | PM |
---|---|
講義 |
講義 演習 |
2日目
AM | PM |
---|---|
講義 演習 |
講義 演習 |
3日目
AM | PM |
---|---|
講義 |
講義・演習 |
研修の様子

講義の様子

演習の様子
制度利用後の感想
受講生の経験年数や世代(年齢)にばらつきがありましたが、プロジェクト管理に関する意識は高く、宗教や国民性の違いはあるものの、特に進捗管理や品質管理に関する学習意欲は高いものがありました。
インドネシアに進出を検討しておりますので、インドネシアの様々なIT企業と人脈を築くことができ、インドネシアでの問題課題、宗教や文化の違いにおける留意すべき事なども明らかになったことは、非常に有意義であったと考えています。
研修参加者のコメント
- WBS作成のグループ演習はリスクマネジメントの側面からプロジェクト管理を考えることができた。もっと日数があってもよい。
- 非常によい研修内容であった。今回学んだことを自社で実践できるようにしたい。
- 研修はすばらしかった。映像資料等がもっとあるとより分かりやすい。
- もっと様々な業界のプロジェクト管理の実例を加えてほしい。そうすればよりよくプロジェクト管理の技法を理解できるだろう。
縫製産業人材への生産管理研修-エチオピア

利用企業名 | JUKI株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都多摩市 |
事業内容 | 縫製関連機器及び産業装置機器の開発・製造販売 |
研修生国籍 | エチオピア |
研修実施場所 | アディスアベバ(エチオピア) |
AOTS事業を知ったきっかけ | 以前よりAOTSの海外研修制度を知っていた |
制度利用の動機・期待していたこと | エチオピア縫製関係者の人材育成と当社製ミシンの認知度拡大 |
研修の背景
アフリカ大陸で第2の人口を誇るエチオピアは、ここ数年10%近い経済成長を持続しています。エチオピア政府としても今後、雇用吸収力のある工業・製造業を中心とする産業セクターが牽引役となることを目指しており、労働集約的な繊維産業は特に期待されるセクターです。しかし、外国からの直接投資を促すために政府が進める金融システムやインフラの整備等の施策に反して、製造業においては製造・管理技術を熟知した現地人材の育成が大きく遅れている状況にあります。
そこで、JUKI株式会社はエチオピア縫製産業全体の技術力(QCD)の底上げを図っていくことが重要課題と考え、AOTSの制度を活用して研修を実施しました。
研修内容
1日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義 |
講義 講義・演習 |
2日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義 演習 |
講義 演習 |
3日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義 演習 講義 |
講義 演習 |
4日目
AM | PM |
---|---|
講義 |
演習 |
5日目
午前 | 午後 |
---|---|
演習 演習 |
演習 講義 |
研修の様子
時間研究の講義
生産設計の演習
制度利用後の感想
研修参加者に7段階で研修について評価いただいたアンケート結果では、平均が6.33と、高評価をいただきました。基礎的な内容ではありますが、エチオピアではまだ十分に好評でした。
研修参加者のコメント
- とても良い内容の研修だった。ミシンメンテナンスの研修もやってもらいたい。そうすれば私達はもっと成長できると思う。
- このようなトレーニングは非常に重要かつ魅力的だった。教えてくれたトレーナーに追いつくように、学んだ事をフォローしていきたい。
- エチオピアは輸出国なので、研修プログラムのスケジュールは年6回くらいやってもらいたい。
- もっと演習がやりたかった。
- 非常に有益で講師がよく説明してくれた。このようなプロのプログラムをまとめてくれて感謝する。
樹脂成形・金型現場人材の育成 – インドネシア

利用企業名 | パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 大阪府門真市 |
事業内容 | 金型、冶工具の設計、FA(ファクトリーオートメーション)設備設計、製造、販売 |
研修生国籍 | インドネシア |
研修実施場所 | ジャカルタ(インドネシア) |
AOTS事業を知ったきっかけ | AOTSのホームページ |
制度利用の動機・期待していたこと | 外注先部品会社のQCDの向上 |
研修の背景
生産拠点の海外シフト化の加速にともない、現地でのモノづくり人材の育成強化が求められているため、パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社は、これまで海外協力機関である現地子会社での従業員向けに研修を実施してきました。その後、現地ではさらなるコスト低減のために成形品の外注比率を上げてきましたが、外注先の不良率が高く品質の低下を招いていました。高い不良率の原因は、外注先で定期的なメンテナンスができていないことに起因する金型や成形機の不具合が多く発生していることです。
この状況を改善するため、同社およびインドネシア現地の外注先3社における樹脂成形工程のQCD向上を目指す課題解決型の人材育成を行い、成形工程におけるエネルギーロスや廃棄樹脂材料の削減を図りました。
研修内容
1日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義 |
講義 |
2日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義 |
講義 |
3〜6日目
午前・午後 |
---|
外注先3社訪問
現場での洗濯機部品等の金型/射出成形指導
7日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義・演習 |
講義・演習 |
8日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義・演習 |
講義・演習 |
9日目
午前 | 午後 |
---|---|
講義 |
講義 |
10日目
午前 | 午後 |
---|---|
レポート作成指導 | レポート作成指導 |
11日目
午前 | 午後 |
---|---|
レポート作成指導 | レポート作成指導 |
12日目
午前 | 午後 |
---|---|
レポート作成発表指導 | レポート発表 |
研修の様子

レポート作成のためのグループワーク

不良品状況のヒアリング
制度利用後の感想
研修修成果を経営貢献にもっていくためには、少しずつ改善するのではなく、改革をしていく強い気持ちと実行力が必要であると考えます。今回CO2削減目標として、▲3%を目指しています。本研修はその中間指導にあたり、一部は、PDCAを実践して効果が出始めています。
研修参加者のコメント
- プラスチックインジェクションモールドについて幅広い知識を得たが、材料の研修も受けてみたい。
- このトレーニングはとても役に立った。自社の工場に戻って実践してみたい。
- 今回講師から教えていただき、私達はもっと金型について学ぶ時間が必要だと感じた。金型について講師に質問してみたいことが出てきた。
- 金型現場基礎コースに参加して、製品の問題があるときの分析ができるようになり、問題解決が容易にできるようになった。
お問い合わせ
企業連携部 研修・派遣業務グループ
電話:03-3888-8221 FAX:03-3888-8428